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ハーレーに適したエンジンオイルの種類とは

ハーレーダビッドソンだけにエンジンオイルが必要なわけではない。

エンジンオイルはエンジンの内部にあるパーツがスムーズに動くようにする為にある。
これがよく知られている潤滑作用だ。
その他の役割として減摩、冷却、防錆、清浄分散などの役割がある。
どれも、ハーレーダビッドソンのエンジンのコンディションを保つために欠かせない。

オイルにもいろいろな種類がある。
オイルは成分によって二つに大きく分けられる。鉱物油と化学合成油だ。
また、粘度によってシングルグレードとマルチグレードに分けられる。


オイルには粘度番号というものがあって、番号が大きいほど粘度が高い、つまり硬いオイルになる。
シングルグレードは、オイルに設定された粘度を示す言葉で、鉱物油か化学合成油かということとは別だ。
シングルグレードっていうのは、その高温時の粘度番号のみをもつオイルのこと。
オイルは熱せられると軟らかくなるが、オイルとしての役割を保つために高温になっても粘度を保つようになっている。

外気温が低くて、エンジンが冷えている時は、オイルも硬い状態で始動性は悪い。
これの対策として考え出されたのがマルチグレードで、低温時の粘度番号を併せ持つオイルだ。

鉱物油と化学合成油の違いは、鉱物油が石油からガソリンを精製した後に残るオイルであるのに対して化学合成油は石油を原料にして科学的に精製したオイルであることだ。
化学合成油はマルチグレードが主流になってから登場したオイルなので、シングルグレードは見かけない。

ハーレーダビッドソンは鉱物油で、特に旧車にはシングルグレードの鉱物油が良いと言われている。

化学合成油は鉱物油と違って、生成の過程で分子の粒をいくらでも細かくできるのが利点で、出回っている化学合成油の分子はとても細かくなっている。
オイルの性能は、分子の粒は細かい方が有利なのだ。
しかし、ハーレーダビッドソンはなどの旧いバイクは、パーツとパーツの間のクリアランス(すき間)が広いから、硬いオイルじゃないと漏れてしまうのだ。

ツインカム88になってからは、ガスケットがメタル製のOリングになるなど、気密性が上がっている為、化学合成油を使用しても問題ない。
エボ以前のハーレーダビッドソンに関しても、現在売られているオーバーホール用のガスケットは、ほとんどが化学合成油に対応しているから、クリアランスを考慮すれば使用できる。
化学合成油の中にも鉱物油の様に浸透性を抑えたものもある。

さらにオイルは品質によってグレードが分かれている。
API(アメリカ石油協会)では耐酸化性などの、いわゆる品質保持性のレベルによって、SA、SBというようにグレードを認定している。
アルファベットが後のものの方が基準が高く、より高いの基準をクリアしたオイルが認定されることに追加されて、今はSHまである。

 

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