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ハーレーで3拍子を出すには

ハーレーダビッドソンの排気音は3拍子の美しい響きが魅力の1つだ。
しかし、現在のハーレーダビッドソンはノーマルの状態では3拍子が「鳴らないように」設定されている。
それはなぜなのだろうか。

ハーレーダビッドソンでもハッキリと3拍子が出ているバイクが少ない。
ハーレーダビッドソンの音が3拍子といっても、実際には本当に3拍子になっているわけではない。
ハーレーダビッドソンのエンジンは2気筒だからだから本当は4拍子で、同じようなタイミングで鳴る2つの音が重なってきこえるから変形の4拍子で、それが3拍子に聞こえるだけなのだ。
クランクが1つのVツインであるハーレーダビッドソンの場合はアイドリングのときに1回の爆発を一番良い状態にあわせると必然的に3拍子になるのだ。

ハーレーダビッドソンのエンジンは2気筒で、シリンダーを進行方向に縦に並べた∨ツインだ。
そのてハーレーダビッドソンのエンジンは他のツインエンジンと違って、2つのピストンが、1つのクランクを共有している。
このため、前のシリンダーが爆発してから後ろが爆発するまでクランクは360度マイナス45度しか回転しない。
逆に、後ろが爆発してから前が爆発するまでは360度プラス45度になる。
前のシリンダーが爆発した時と、後ろのシリンダーが爆発した時は、それぞれクランクを回す際の抵抗が違ってくるから、ある回転数の間でも、その中で回転のスピードが速くなったり遅くなったりしている。
ハーレーダビッドソンの場合は前後のシリンダーに同時に点火している。
一方にタイミングを合わせるともう一方は空撃ちの状態になるが、ハーレーダビッドソンはクランクが1つのため、点火のタイミングはかわらないし、コイルの個性で前後のバラツキを抑えることができるからだ。

実はハーレーダビッドソンのバイクも一時期は独立点火方式を採用したこともあったが、すぐに取りやめられたことがある。
独立点火方式はレースの時などで高回転時にどうしても強い火花がほしいといった場合を除いて、あまり意味がなく、普通に走る場合には、同時点火(同爆)の方がいいメリ八り感を出しやすい。

昔のハーレーダビッドソンのの∨ツインは、単気筒の延長で考えられている。
単気筒のエンジンに同じクランクの上で、2個のコンロッドとビストンを付けるだけで2気筒になって、排気量を倍にできる。
単純に考えればそれだけで倍の動力を得られるわけだ。

 

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