ハーレーダビッドソンにプライマリーケースがある理由
ハーレーダビッドソンには、大きなプライマリー・ケースがある。
なぜか。
当たり前だがエンジンで発生した動力はタイヤまで伝えられて、バイクは前進できる。
エンジンでは、ビストンの上下運動をクランクシャフトの回転運動に変えている。
エンジンの回転数は、クランク・シャフトが1分間に回転する数を表し、3000rpmなら1分間で3000回クランク・シャフトが回っている。
その回転数がそのままホイールに伝わったら、ものすこいスピードになってしまう。
クランク・シャフトの回転数は早いが、力はそれほど大きくない。
だから回転数を落として、力を大きくする必要がある。
テコの原理によって、回転数を落とすと、それに比例して回転力は大きくなる。
減速を最初に行うのがプライマリーだ。これを一次減速という。
今のほとんどのパイクは、クランクシャフトがミッションのメインシャフトを、ギアを介して直接動かしている。
しかしハーレーダビッドソンはチェーンを介して動かすという、音ながらの方法を採用している。
だからハーレーダビッドソンには、大きなプライマリー・ケースがあるのだ。
クランク・シャフト側の小さいスプロケットがミッシ∃ン側の大きなスプロケットを回すことによって、エンジンの回転数を半分程度に落とす。
ミッションは自転車の変速機と原理は同じで、車速に合わせてさらに減速比を調節する。
ただしトップ・ギアは原則としてプライマリーの回転数と同じになる。
そしてミッションの回転数をホイールに伝える時に、さらに減速して、より力強くして伝える。これを二次減速と言う。(二次減速は最終減速、ファイナル・ドライブとも言う)
二次減速の減速比は、ミッションにつながるフロント・スプロケツトと、ホイールにつながるリア・スプロケツトとの大きさの比率で決まる。