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ハーレーのサスペンションは全てスプリンガーだった

昔のバイクは、サスペンションがなかった。
その後フロントは八ンドリングに影響するため、初期の段階でサスペンションが導入された。
ハーレーは昔、フロントフォークが、スプリンガーだった。

スプリンガーフォークと同じように、むき出しのスプリングで衝撃を吸収するフロントフォークにガーダーフオークというものがある。
当時のインディアンはガーダーフォークを採用していた。

スプリンガーフォークより構造的にガーダーフォークの方が優れていた。
スプリンガーフォークはストロークする量が少なく、衝撃がスプリングだけでなくリジットフォーク側にも伝わってしまうので、フォークが折れてしまうというトラブルもあった。

その後、ハーレーは油圧ダンパー付きのスライドフォーク、通称テレスコピックフォークを採用した。
テレスコピックというのは望遠鏡という意味で、インナーチューブがアウターチューブに出入りして伸び縮みすることから、この名前が付けられている。
このフロントフォークを初めて採用したハーレーは、八イドラグライドという名前で登場した。
八イドロリック(油圧式)サスペンションモデルという意味だ。

スプリングだけだと、サスペンションはいつまでもフワフワと上下に動こうとしてしまう。
油圧ダンパーが付くと、ダンパーはその動きを穏やかに抑える働きをする。

スプリンガー・フォークの時はそれがなかったんですね。

現在のハーレーのテレスコピック・フォークは、ビッグツイン系がφ41、スポーツスターがφ39で、見た目ほどは変わらない。
フォークそのものが太いのではなく、カバーのせいで太く見えるのだ。

八イドラグライドが登場したころには、八―ドクロームメッキを施す技術がなく、インナー・チューブに石が当たると簡単に傷つくのを防ぐためにカバーで覆ていた。
今では必要ないが、ルックス上、昔ながらのイメージを保つために残してある。

現在のスプリンガーフォークは、ウイリーGの発案によって88年に復活されたものだ。
昔のスプリンガーフォークと基本的な方式は同じだ。
しかし復活に当たっては十分な強度を得るためにコンピュータを駆使して再設計されている。
材質も軟らかくて密度の高い軟鋼を使用することで、折れにくくなっている。
しかし、テレスコピックフォークに比べれば、強度は劣る。
社外の強力なブレ―キシステムを装着すると、フルブレーキング時にフォークが曲がってしまう可能性がある。


ハーレーのリアにサスペンションが付いたのは58年。
この年からそれまでの八イドラグライドに代わり、デュオグライドという名前になった。
八イドラグライドまではシート下にサスペンションがあって、シートが上下に動くことで衝撃を吸収していた。
デュオグライドからはスイングアームを設け、サスペンションによって衝撃を吸収するという、現在のバイクと同じ方式になって、乗り心地は格段に改善された。

ソフテイルも、方式の基本的な考え方は実は同じだ。
発表当時のソフテイルのサスペンションは、窒素ガスによるダンパーを備えていた。
ダンパー効果が薄く、ガスユニットがショック本体と別体式だったので、取り外しにくいデメリットがあった。
88年からはオイル式のダンパーを備えた一体式のものになっている。

 

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