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ハーレーダビッドソンと「カム」

ハーレーダビッドソンのエンジンにとってバルプの開閉タイミングは、エンジンの力を効率よく引き出す上で、非常に重要な要素である。
カムというのは、バルブが開いたり閉じたりするタイミングを決めるパーツだ。
カムはクランク・シャフトと運動して回転する。

ハーレーダビッドソンのエンジンはOHV方式だ。
OHVはオーバー・ヘッド・バルブの略。
ハーレーダビッドソンのエンジンの場合、カムはシリンダーの下にあり、その回転運動はプッシュ・ロッドの上下運動に変換されて、それがロッカーアームを動かし、パルブを上下させる。
ロッカーアームはシリンダーの上の部分にあるシーソー状のバーツだ。
プッシュ・ロッドはエンジンに寄り添うように、さらに貫くように伸びている2本の棒だ。
ハーレーダビッドソンのエンジンの特徴にもなっている。

ハーレーダビッドソンのエンジンはOHV方式だが、それに対してOHC方式やDOHC方式がある。
OHCはオーバー・ヘッド・カム、DOHCはダブル・オーバー・ヘッド・カムの略だ。
これらの方式の場合、カムはシリンダーの上にあって、直接バルブを上下させる。
そしてクランク・シャフトの回転はチェーンやギアを介して伝えられる。
一般的にツインカムと言うとDOHCのことを指すが、ハーレーダビッドソンのエンジンの場合、ツインカム88はあくまでもOHVだ。


カムの性能はその形で決まる。
カムの断面は卵型、円の一端をつまんで伸ばしたような形になっている。
この形をカム・プロファイルという。

カムの真円の部分の半径をカム・アンダーという。
そして伸ばした部分の長さをリフト量という。
リフト量が高くなればカムに押されるバルプのリフト量が多くなる。
つまりバルブの開く量が多くなる。
そして山の頂上の部分が長いほうがバルブが開いている時間が長くなる。
山の始まる部分がバルブの開く開始位置になるから山の立ち上がり方で開閉のタイミングが決まることになる。

ハーレーダビッドソンのエンジンの場合、ツインカム88はカム・シャフトが2本あるからツインカムだ。
ハーレーダビッドソンのエンジンでもエボリューションまでのビッグ・ツインのエンジンは、1本のカム・シャフトですべてのパルプを駆動していた。
それがツインカム88では一つのシリンダーにつき1本、つまり合計2本ツインカムになったのだ。

この変更によって、ハーレーダビッドソンのエンジンは精密にバルフの開閉タイミングを調節できるようになったのだ。

 

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