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ハーレーダビッドソンは1つのシリンダーが壊れても大丈夫。

ハーレーダビッドソンというバイクは、1つのシリンダーが壊れても、もう片方だけで走ることもできる。

シリンダーの調子が悪くなっても、そのシリンダーのプラグを抜いてしまえば、圧縮が抜けてただの筒になるため、正常な方だけで単気筒として走ることができるのだ。
昔は、1個プラグが壊れてしまうことも多かったのだろう。
左右のバランスで動いている他の形式のツインだとバランスが大きく崩れてしまう。

シリンダー数に合わせてクランク・シャフトを長くすると、クランクケースの幅も増え、それも単純に伸ばせばいいというものでもなくて、それに見合った強度も必要になる。
昔のバイクはミッションとクランクケースが別体で、クランクケースが大きくなると、それに合わせてミッションケースのサイズや位置も工夫しなければならなかった。
ツインが誕生したころは、そうした問題をクリアできなかったのだ。
その後、問題をクリアしたツインも登場したが、ハーレーダビッドソンはそのまま昔ながらの∨ツインエンジンの方式にこだわり続けた。
その結果、ハーレーダビッドソンには独特な鼓動感が生まれたのだ。

現在のハーレーダビッドソンの点火タイミングはすべて電子制御式になっていて、走り出した時の状態に合わせてある。
アイドリングの状態よりも点火時期を早くなっているのだ。
アイドリングの状態では、完全なタイミングではないため、弱い爆発も起きてしまう。
それを現在のハーレーダビッドソンは回転数を上げることカバーしている。

ハーレーダビッドソンはバイクがスタートしてから加速する時にノッキングが起きそうになると、点火時期が遅くなって、じっくりと力を出していくような形に設定されている。
排ガス規制をクリアするために、混合気中のガソリン濃度を非常に薄くしていることがその理由だ。

ガソリン濃度が薄いために、エンストしやすいので回転数を高くして、アイドリング時から動き出したところまでを、カバーしているのだ。

だから、はっきりとした3拍子ではなく、つながった感じの排気音になっているのだ。

3拍子を出すのには、点火系をいじらなければならない。
点火システムとエンジンのフィーリングには密接な関係がある。
点火システムはエンジンを動かす上で重要な役割を果たしていて、火花を供給することと、エンジンをどんなリズムで動かしていくかは、点火タイミングかかっている。
ハーレーダビッドソンの独特の鼓動が生まれる原因は、エンジンそのものの構造によるところが大きい。それを生かすには、点火システムの働きが不可欠だ。

点火システムを構成しているパーツは消耗品だ。
バッテリーやプラグを定期的に交換する必要があるのと同じように点火系のコイルやプラグコードも使ううちに消耗するのだ。
定期的にテスターで正常に電気が送られているかをチェックして、壊れる前に交換する必要がある。

 

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